フェミニズムの功罪・田嶋陽子の功績

内田樹先生のこんな記事を読んで
内田樹の研究室:エビちゃん的クライシス


確かに「フェミニズムって知ってる?」
と聞かれたときにきちんとした定義として答えられる自信はない。


大学時代(一昨年まで)に社会学を学んだのにも関わらず、だ。
そう、ジェンダーフリーと言う言葉を使っていたからなのだ。今思えば、フェミニストは“ジェンダーフリー”と言う言葉でフェミニストという言葉の括りから逃げ出そうとしていたのではないだろうか?


フェミニズム・・・言葉としては勿論聞いたこともあるし、TVタックル田嶋陽子だって知っている。
しかし、昔どれだけフェミニズムが流行ったかどうかなんて知らないし、そこらへんのおじさんおばさんが本当にフェミニズムについて答えられるの?という疑問もある。

20代前半の人って田嶋陽子フェミニズムしか知らないんじゃないか、と思う。だから「フェミニズム・・・?」となる人も田嶋陽子のような主張をする人と言うと理解しやすいのではないか。「それは女性差別だ」なんて声高に言う彼女のフェミニズムが王道かどうかなんて知らない。いや、田嶋陽子に続くフェミニストが一般的に広まっていないってことはフェミニストの異端だったのだろう。もしくはフェミニストの存在価値がもうないかである。


内田先生の言うとおりだとすれば、フェミニズム界の他責的な面だったのかもしれない。
フェミニスト田嶋陽子という印象を持っているのは私だけではないだろう。
フェミニズムは他責的(=それは男性が悪い、男性社会が悪いと言って他の責任にする)と言うけれど、彼女は国会議員になろうとしたし、知事選にも立候補した。少なくとも彼女は他責的ではなかった。


とりあえず、他責的ではないフェミニスト活動をしていたのが田嶋陽子一人であったことは確かなようである。