May the force be with you-フォースのともにあらんことを-

要旨

脳の形成過程(=発達)は熱対流の法則に従った自己形成によるものである。
その熱対流の法則と最もシンクロするのが“冬生まれ”、つまり2〜4月に受精する、初春からの温度環境なのだ。

天才は冬に生まれる
天才は冬に生まれる
posted with amazlet on 06.05.23
中田 力
光文社 (2002/11/15)
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古来、歴史に名を残した科学者の多くは独学者であった。
考えてみれば、人から教えられたことだけで時代を動かすような仕事ができる訳がない。貪欲な知識の獲得と絶え間ない思考の延長上に、初めて真実が見えてくる。カリキュラムとは、どうせ誰もが習うことになる事柄を効率よく教えてくれるためと、何を習ったらよいのか分からない人間のために存在する。本当に物を習いたい人間にとっては、むしろ邪魔な存在である。

画一化された教育は洗脳のようなものである。

師は出来るだけ多くいた方がよく、教えは、出来るだけ違ったタイプのものを、出来るだけたくさん吸収した方が良い。

独学とは何をもって独学と言うのだ。先生がいないことか。自分から勉強すると言うことか。きっと違う。


独学とは文字通り“独り”で学ぶことなのだ。人は独りで学び始めた時、独学を始めるのだ。先人の知恵やマニュアルなんて関係ない。それは自分独りの世界の中で自分にしか学べない何かを見つけたときなのだ。
独学から天才が生まれるなんて言っていない。独学で芽を潰した人も多くいるだろう。


これは自分にしか出来ない、それを見つけたとき、人は天才になれるのだ。自分が人で生まれたことに使命を見つけた人。
使命と信じ込むことで名を馳せた偉大な人は多く存在する。しかし、それは天才ではないのだ。