「プチ変人」を増やすために


ちなみに、「プチ変人」とはスティーブ・ジョブズアインシュタインのような「何をやっても許される大変人」と「ごく普通の人」の間に存在する無数の「何か新しいものを生み出すユニークな力は持っているけど、何をやっても許されるほどはまだ実績がない人々」のこと。

そんな「プチ変人」たちが人と違うことをしようとすると必ず投げかけられるのが「普通そういうことしないよ」「そんなことやってもうまくいかないよ」という言葉の暴力。スティーブ・ジョブズだってアインシュタインだって、最初は「誰も知らないプチ変人」だったわけで。そんな暴力に負けていてはイノベーションは起こせないぞ、と。
Life is beautiful: 「普通そういうことしないよ」という言葉の暴力

何をやっても許されない、プチ変人。その潰された「プチ変人」はどこへ行ったのだろうか。日本には潜在的には「プチ変人」たちがいっぱいいるはずである。そもそも海外から見れば日本なんて「プチ変人」の国としか映っていなかったはずだ。(→パラダイス鎖国的にいえば、日本は既に無視されている。)

「プチ変人」は潰されたわけではない。ここにもそこにもたくさんいる。個という意味でいえばたくさんいると思う。
個が集団になったときに「プチ変人」は潰されるのではないだろうか。「プチ変人」は集団につぶされたのだ。「普通そういうことしないよ」の「普通」は集団があるからこそ決まる。

集団から一歩引いて考えてみる。日本において、集団の一員として生きていくのであれば「プチ変人」は普通の人になることが必要である。日本において「プチ変人」として生きていくのであれば、それこそ言葉の暴力に負けずに強く生きていかなければならない。

しかし、中島さんの言うように、「プチ変人」からイノベーションが生まれるのであれば、日本も「プチ変人」を認めていかないといけない。プチ変人が生きていくための3カ条を考えてみた。

  1. 「プチ変人」である自分に自信を持つ(まずは自分から)
  2. 「プチ変人」仲間を増やす(まずは自分から)
  3. 「プチ変人」を認める環境を作る(まずは自分から)

勢いでこんなものを作ってみました→プチ変人グループ(中島さん本人が降臨したらどうしよう。。)