伝説の社員になれ!(新入社員へのアドバイス5)

1.理不尽なこと、生産性を下げるようなことにはスルー力を
2.何をスルーするのかは顧客意識で決まる
3.内側に働きかける力…「一緒に頑張ろうぜ」をどの範囲まで広げられるか、巻き込めるか。
4.ネアカ力…前向きであることは意志である。

社会人としてまだまだあまちゃんの私が大上段に構えてつらつら書いてきたわけですが、最終回です。

伝説の社員になれ!

先日、『伝説の社員になれ』出版記念講演会に行ってきました。アマゾンのビジネス書ランキング一位を爆走中の本です。

http://cyblog.jp/modules/weblog0/details.php?blog_id=410

「伝説の社員」になれ!の出版記念セミナーへ行ってきました
(上記のたつをさんのblog内のビデオに一瞬私が映っているような気がするのですが。。。)

人生は仕入れで決まる

『伝説の社員になれ!』は最初は『人生は仕入れで決まる!』というタイトルだったらしい。

自分の店の棚に陳列する自分という商品の価値を高めるのに必要なのが、仕入れです。
たとえば、タダで魚が手に入る土地では、どんなにいい魚を仕入れて店を開こうと客は来ないように、仕入を間違うと、それだけで失敗です。

仕入れの段階であなたの人生は成功か失敗か決まっているのです。

私は、本のこの箇所に折り目をつけていたんだけど、今回の講演を聞いて、仕入れと同じくらい大事なことを見つけたような気がします。

人生は良く仕掛かることでも決まる

講演中の土井さんの昔話より

小学生のころ、親父は仕事は嫌でやっていると思っていた。
土曜日曜でも水道が破裂すると、親父しか直せる人がいないから、いつでも行かなければならなかった。
親父には休みなんてなかった。

小学校の作文で父親の仕事についての作文があって、親父に聞いたら、
「水道工事後のお客さんの笑顔が忘れられないんだよ」と言っていた。


今でもその言葉を覚えている。

私がすごく大事だと思ったのは、「今でもその言葉を覚えている」ということ。


仕入れをいかに自分のものにするかどうかってことも大事なんだと思う。
会計の話じゃないけど、材料を買ってきても商品にするまでにはいわゆる「仕掛かる」ことが発生する。
自分の中でいかに仕掛かるか?ってことも重要なんじゃないかな。だって人間という商品は卸売業じゃないから仕入れたものをそのまま売るわけじゃないでしょ?


仕掛かるってのは、自分の中で吟味すること。仕入れたものに深みを増すこと。自分自身で加工すること。
土井さんの親父の言葉も何気なく通り過ぎていれば、単なる一瞬の言葉に過ぎなかった可能性もあると思うんだよね。
忘れずにずっと覚えているってのも仕掛かることの一つ。

3パターン。

仕入−−−−−−→廃棄
    │−−−−−−→自分という商品
       │−−−−−−→仕掛かる−−−−−−−→自分という商品

結局ね、仕入れても忘れちゃうことっていっぱいあると思うんだよね。
何年も生きてきたらすごくいっぱい仕入れの機会はあったと思う。でも、機会があっただけで仕入れてなかったり、仕入れても血と肉となっていなかったりする。


ちゃんと意識して仕掛からないとダメなんだよね。自分の中でリフレインして、吟味して、自分の糧となるようなものに変えていかないと。仕入れたものに対して、自分なりの&自分だけの付加価値をつけられるかどうか。
(ちゃんと仕掛かることの一つに日記があるんじゃないのかと私は思います。blogを書くこともその一つの手段。)

良い仕入れをし、かつ、良く仕掛かろう!

ちょっとかみくだいて、新入社員へのアドバイスの言葉としては

良い勉強をすること、勉強したことをどう自分に結びつけるかを考え続けること!

なのかな。

社会人になったからって勉強をやめちゃいけない。今までの勉強はやらされていたかもしれない。でも、これからは自分でやらなくちゃいけない。

社会に出るための勉強はやってきたかもしれない。でも、社会で成功する(=自分という商品を高くする)勉強は自分でやるもんだよ。自分でやることによって自分という商品に勉強をどう結びつけるかを考えれるんじゃないかな。

自分をよりよくするためには、良いものをいっぱい仕入れて仕掛からないと!


最後に一言

棚上げせず頑張ります。