俺の空
たまにはラーメンの話題でも。
2007/05/26(土)池袋に「俺の空」がオープンしました。俺の空は、
2002年日本テレビの年末らーめん特番で1位になった。
というラーメンの超有名店です。この特番のあとの行列は3時間待ちとかのレベルでしたね。もちろん当時、私も3時間待ちを経験した口です。
さて、池袋店がオープンと言うことで初日に行ってきたわけです。しかも12時ジャスト到着。これは混んでいるかもしれない、と焦っていました。
行列はありませんでした。
特にテレビで宣伝したわけでもなく、ネット上で話題になっていたわけでもなく、書籍に出たわけでもないなので当然と言えば当然なのでしょうか。
誰がこの日がオープンだって知っていたのでしょう・・・。待ち時間ゼロ、むしろ昼時にこの人数じゃやばいんじゃないか、というレベルです。
うーん。
ラーメン屋さん
「簿記2級は過程であって最終的に私が欲しいものではない!」
・・・
なんて言い訳はもちろんしません。
実は5月の頭から簿記2級にあわせて読書の傾向を会計にシフトさせました。会計の本をどっさり買い込んだのです。amazonで会計の書籍のみで2万円をクリックする時にはさすがにためらいました。「これも仕入れだ」と自分を納得させました。
簿記2級の試験に役立つかどうかはともかくとして、会計の本、結構おもしろいです。最近、食事のためにお店に入ると「どれくらい儲かってるのかなー」って考えるようになってしまいました。
例えば、ラーメン屋さんの店主が月に30万円の収入を得るにはどれくらい売れれば良いんだろう?とか考えたりします。(以下、超大まかに&数字は適当に)(俺の空とは一切関係ありません)
手取り収入=30万円
↓
税引き前利益(大きく見積もって税金を4割とする)=税金20万円
↓
特別損益と営業外損益が0とすると、営業利益で50万円出せばいいわけです。
↓
そのラーメン店は店長のほかに店員が一人いました。その店員への給料は15万円とします。
家賃とか含め販売費・一般管理費で15万円とします。
↓
売上総利益(粗利益)で80万円が必要になります。
↓
わたしの友人は昔某有名ラーメン店で働いていたのですが、原価は×円くらいと言っていました。いや、このお店からの引用はやめときます。適当に、一ヶ月の材料費が80万円かかったとします。
※数字が分かりやすいので、かなり高く見積もってます。飲食業の平均は30%以下と聞いたような気がします。
(参考:ラーメン屋のビジネスモデル - 原価の計算 -)
↓
このラーメン屋は30万円得るために1ヶ月に160万円の売り上げが必要です。
160万円売り上げるためには?
週1回の定休日があったとして、25営業日とすると、一日の売上高は6万4千円です。(1,600,000÷25)
↓
営業時間は昼の部を11:00〜3:00、夜の部18:00〜22:00とします。計8時間です。
↓
64,000÷8により8,000が一時間あたりの売上目標高です。
↓
ラーメンの値段を800円とすると、1時間当たり10杯売ればよい計算になります。
1時間に10杯でいいの?という人もいれば、10杯も売らなきゃいけないの??って人もいると思いますが、こんなもんでしょう。
ラーメン屋さん 一杯のラーメン
売上 160万円 800円
原価 80万円 400円
販売費 15万円 75円
管理費 15万円 75円
税金 20万円 100円
―――――――――――――――――――――
30万円 150円
その会社によって原価が違ったり、管理費が違ったり、一杯の値段が違って、調整しているんでしょう。(念押ししておきますが、俺の空とは関係ありません)
会計の本を読むことによる副作用
と言うことで、最近見ちゃうんです、客数、店員の数。メニュー見て平均単価どれくらいか考えてしまう。わたしは不動産明るくないので家賃とか全く分かりませんが、すごく気になります。
会計に明るい人は暗い人と世界の見え方が違うんじゃないのかな?
ちなみに、かなり適当なんで数字は信用しないほうがいいです。
宣伝
俺の空、絶賛営業中です。
おいしかったです。この味なら心配は要りません。だって土曜(ラーメン)日曜(つけめん)と二日連続しようかと思ったもん。