ひとつ上のチーム

ひとつ上のシリーズ。
いわゆる広告業のクリエーターがいかにしてチームを組み立てるか、チームについて考えているか、構成員としてどう立振舞っているのか、を知れる本。いろいろな立場の人たちが語ることにより組織論の明確な答えのなさと「組織は生き物である」であることが浮き彫りになってくる。チームが10あれば10通りのチームがある。人と同じく十人十色。


いや、違う。この本の紹介の仕方を間違えたので、最初からやり直す。


いわゆる広告業のクリエータがいかにして自分の個性を活かすチームを組み立てるか、チームの中の自分について考えているか、個性を発揮するためにどう立振舞っているのか、を知れる本。要はこの本は、チームの本ではなく、「チームの中の個性論」の本。チームの在り方が十人十色であるのであれば、個性の発揮の仕方もそのチームごとに変えていかなければならない。

チームでの心掛け

「チームでの俺の役割はこれ」と決めてかかるのではなく、「俺の個性をこのチームで最大限に生かす」と心掛けよ。与えられた役割をこなすだけなら及第点しか上げられない。自分ができる最大限のことをする。限界は人が決めるんじゃなくて、いつも自分が決める。チームの目標がある、その目標のために自分の個性を最大限につかう。最低ラインの及第点なんかいらない、最高点が欲しい。

強引なリーダーが強引にチームを引っ張っていくだけじゃチームは最高のチームにはなりえない。リーダーと構成員の意識の違いもあるかもしれないし、リーダーにぶれがあるかもしれない。確かにいろんな不確定要素、不安要素はあるかもしれない。


それでもチームなんだ。

やらされている感を捨てる、リーダーの想いを知る、自分の個性を発揮する、チームに積極的に関わる。チームのみんなを信じる。まずはそこから。絶対に結果はついてくる。