書評

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた辻野晃一郎新潮社発売日:2010-11-22ブクログでレビューを見る» VAIO、スゴ録。大ヒット商品を次々生み出した男は、なぜ愛してやまないソニーを去ったのか−。その後、グーグルの日本法人社長を務めた著者…

『この国を出よ』大前研一×柳井正

この国を出よ大前 研一,柳井 正小学館発売日:2010-09-29ブクログでレビューを見る»元マッキンゼーの大前研一さんとユニクロの柳井正さんが日本悲観論を語る。日本全体のことから、日本人、政治、企業に渡り、問題点を考察。そして、どう行動するべきなのか…

父親ということ

日曜日。ふと、ブックオフの新書コーナーに立ち寄ると、目に留まった本があった。『娘が東大に合格した本当の理由』娘が東大に合格した本当の理由~高3の春、E判定から始める東大受験~ (小学館101新書)陰山 英男小学館発売日:2008-12-01ブクログでレビューを…

トヨタの闇は日本の闇:『トヨタの闇』渡邉正裕 林克明

いい意味でも悪い意味でもトヨタの大きさを感じられる一冊。トヨタの車に乗る人は是非読んでおいてほしい本であり、トヨタの現状を知って自分に当てはめて考えてほしい本。トヨタの闇 (ちくま文庫 わ 9-1)渡邉 正裕,林 克明筑摩書房発売日:2010-05-10ブクロ…

1分コーチング

1分コーチング ~効果的な「聞き方・話し方」72のスキル (だいわ文庫)伊藤 守大和書房発売日:2010-01-06ブクログでレビューを見る» 初めてチームリーダーとなり、部下という存在を持ったとき、どのようにコミュニケーションをとったらいいのかは、誰もが悩む…

軽くなる生き方

誰のブログを読んでいたか忘れてしまったが、この本が紹介されていた。どんな紹介のされ方だったのか、どんなエピソードが書いてあったのかさえも忘れてしまった。でも、その瞬間、心に残ったんだろう。 いま、この本が私の手元にあるから。軽くなる生き方松…

赤めだか

立川談志の弟子が描く青春落語エッセイ。立川談志とのエピソード、兄弟との青春活劇、今後の立川流について、余すところ無くちりばめられ、笑える。そして考えさせられる。赤めだか立川 談春扶桑社発売日:2008-04-11ブクログでレビューを見る»自分が何をし…

企業再生プロフェッショナル

三枝匡3部作が経営コンサルタントの入門書、必読書だとすれば、こちらは、再生コンサルタントの入門書。間違いなく、前者の三枝匡3部作を意識して書かれていると言っても過言ではない。この本は、コンサルタントの中でも企業再生分野に特化し実績をあげて…

マイクロソフトでは出会えなかった天職

NPO「room to read」のCEOジョン・ウッドの起業物語。ジョン・ウッドはマイクロソフトでエグゼクティブとして成功を収めながら、ネパール旅行をきっかけに途上国の発展のために、人生の方向転換をした人物。この前の日記で紹介した「裸でも生きる」を読んだ…

裸でも生きる

今年1発目の涙本。読み始めて40ページ、朝の通勤ラッシュの電車で涙した。多くの人に読んで欲しいと思うし、特に彼女と同じ20代の若者は読むべきだと思う本。著者の山口絵理子さんは、小学校のいじめられっ子、中学校での不良、高校での柔道全国7位、体…

空気を読むな、本を読め。

また前回のエントリーからだいぶ日があいてしまいました。 おかげさまで仕事と遊びのバランスが上手くとれていて、少しBlogの更新が滞ってしまった。今のバランスの中にもう少しいろいろなことを組み入れてやっていきたい、と思っています。 アウトプットを…

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ リリー・フランキーAmazonランキング:10928位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog既に読んだり、見たりしている人も多いだろうか。映画、ドラマにもなり大ヒットしたリリー…

壁を壊す

この本の書評をしたいな、と思ったのがずっと前で、やっとこさ書こうと思ったら何を書こうとしていたのか失念しているので、深堀せずさわりの感想だけでもご紹介をしたいと思います。壁を壊す: 内田和成のビジネスマインドで紹介されていたので読んだわけで…

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

面倒くさがりのためのケースメソッドの本。この本には、いろいろな面倒くさいケースにあわせて、「こうすれば良いよ」という法則を簡潔に楽しく教えてくれます。この本の法則が、仕事に、そして、私生活に役立つことは間違いないです。 この内容が1000円であ…

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか-山本ケイイチ

かれこれ2年続いていたトレーニングジムに行く習慣が途切れたのは。2009年2月のこと。毎月のジムの会費と、トレーニングできないストレスが徐々に溜まっていったところだろうか、この本をたまたま本棚から見つけ、再読した。仕事ができる人はなぜ筋トレをす…

私の仕事術‐松本大

ゴールドマンサックスの最年少パートナーを経て、マネックス証券を起業した松本大さんが自身の仕事術について語る。私の仕事術 (講談社+α文庫) 松本 大Amazonランキング:16176位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog 概…

テッパン男=シュッセ男

J-CASTトレンド 作家の檀れみさんが、2008年10月にヴィレッジブックスから発売した、男性向けモテ指南本『テッパン男』が話題になっている。 「テッパン男」とは、「鉄板」=「堅い」=「絶対にハズさない」男のこと。銀座でのホステス経験もある著者・檀さ…

「あなたはクビです」と言うだけの簡単なお仕事です

簡単・・・そんなわけない。君たちに明日はない (新潮文庫 (か-47-1))垣根 涼介Amazonランキング:64070位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog主人公の村上真介の仕事はリストラ面接請負人。要はクビ勧告の仕事。 不景…

だから回収できないのか

最近は、自己啓発系の読書を控えて実用性の高い本を読んでいたんだけれど、どうもスピードが上がらないし調子がよろしくない。 どうやら「自己啓発の本は自分にとってのビタミン剤的なものである」、ということに読まなくなって気がついた。なくなって初めて…

立ち向かうと逃げる

世間で流行っているという蟹工船を読む。うーん。正直あまり考えさせれれることもないし、今の日本の状況に似ているとも思えない。だって今の日本って体制に立ち向かうって言うより、体制から逃げている方向に動いているような気がするから。蟹工船・党生活…

人を分類する

血液型の本が流行っているらしい。正直に言って、血液型占いだとか性格の傾向だとかにまったく興味はない。ただ、「人を分類するということは、上手く生きていくのにすごく大事なことではないか」と最近よく思ったりする。O型自分の説明書Jamais JamaisAmaz…

ひとつ上のチーム

ひとつ上のチーム。眞木 準Amazonランキング:146556位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklogひとつ上のシリーズ。 いわゆる広告業のクリエーターがいかにしてチームを組み立てるか、チームについて考えているか、構成員…

キャリアアップに必要な2つのこと?

再利用性を大事にする トラパパさん、コメントありがとうございます。「コメントをいただいたからにはきちんとした書評を書くしかない!」ということで遅まきながら感想をUPさせていただきます。トラパパさんはITmediaオルタナティブ・ブログで日記を書かれ…

形だけでなく、力を身につけよう

私自身がソフトウェアの会社に勤めていることもあって、よく考えることの一つが似たようなことをやっているのにも関わらず(上流工程の部分とか)、金額が全然違うことが大きくあり得るってこと。IT業界でいう要求定義とBPRの違いって何?みたいなことはよく…

ランディ・パウシュの最後の授業

ランディ・パウシュの『最後の授業』が発売された。最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版ランディ パウシュ,ジェフリー ザスローAmazonランキング:14位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog私がふと思ったのは、…

不思議の国のアリス

『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を読みました。 正直に言って、この手の本は苦手な部類に入る。読んでいる途中でこの脈のなさに何度もうんざりしかけた。話がどんどん飛ぶし、結局ルイス・キャロルは何を言いたいの?と問いかけたくなった。 フ…

KY-空気読めなくて何が悪いか!

日本人は空気を読みすぎる。本当に読みすぎる。それは友達同士だけでなく、会社でも、国でもそう。 この「空気」の例として、「戦艦大和」の例を挙げ、「いかなる状況にあろうとも、裸の艦隊を敵機動部隊が跳梁する外海に突入させるということは、作戦として…

ですます文

「です、ます」と「だ、である」の混用をコードスイッチ話法というらしいです。 わたしの文章はいつもコードスイッチかもしれません。文章を書くとき、文末の終わり方のことは気になりますが、結局いつも混用しているように思います。それはわたしの文章力が…

2008年3月に読んだ本のまとめ

3月は豊作。本を読んで泣いたり、目から鱗が落ちたり、一生の宝にした本とも出会うことができました。 読んだ本の数としては27冊と大量です。良い本に出会いたければ、たくさんの本を読め。良い人と出会いたければ、たくさんの人と会え。量が質に転化する…

社会人3年、ワガママ、、、そして

両著書に共通するのは雇用慣習の変化の提言。ゆっくり急がず、昭和的でもない、アメリカ的でもない、日本的な雇用体制が整っていけばよいと思う。今の若者に求められているものは「内なる黒船」としての役割なのかもしれない。 パラダイス鎖国−忘れられた大…