一歩一歩が大事だったりする

人生何度目かの高尾山に行ってきた。
他人に勧めるかと言えばそうでもないんだけど、わたしは登山が好きな人間である。今までの経験を通して考えても一度も苦痛を感じたことがない。むしろ、楽しくて仕方がない。

登山って「目標地点が明確にありながら、でも、目の前の一歩を着実に進めないといけない」というもっとも分かりやすいものだと思うんです。登りでは山頂に行くという明確な目標があり、そこへと続く道は舗装されていない山道。山道は足元を確認せずに歩くことなど決して許されない。
これはマラソンなどとは大きく異なる、登山の重要なポイントです。マラソンはどちらかというと、物事に対する準備の大切さと、最後までやり続ける継続性の大切さを学ぶスポーツに得られるものの重点がある。登山の「一歩一歩を大事に歩く」という特徴は、線にする上での点の大切さと言いましょうか、日々の物事(=点)に対する自分自身の取り組みを見直させる気づきにつながります。


ですので、登っている最中は、下界のことを忘れるわけでもなく、むしろ仕事のことを思い出すことも多いです。人間の体と脳はリンクしているから、体が一歩一歩の動きをすることによって、脳が日々の一歩一歩の記憶を蘇らせるような気がするのです。これにより頭の中が整理されると言うか、もやもやしていたものがすっきりすることのほうが多いように思います。身体的にも、足の裏の脳を活性化させるつぼを押しているという話もあるのかもしれません。
例えば今回の登山で言えば、あの案件をどうやって終着させようとか、今後のキャリアプランだとか、母校の部活に対して自分自身ができることは何なのかとか、日々のブログのネタとかについて線で捉えるのではなく、点という形でいろいろ考えることができた。将来どうなりたいとか、考えてばっかりじゃなくて今の自分を見直そうぜってこと。その見直し作業に登山は最高に役に立ちます。

今日のいくつかの気づきはまたこれから実践していくだろう。そして、気づきを与える登山も今後習慣化していきたいと思う。


※帰ってきてびっくり。カメラが壊れている。写真が見えない・・・

蛇足

一つだけ、明確に思ったことがあります。登山にミュールとかいう靴で来る女子。これはない。彼氏に可愛く見せようとか、登ってる途中で足くじいておぶってもらおうとか、考えてるのかもしれないけど、おれだったらまず怒りますね。おれにとっての女子見極めの関門になるかもしれない。

1、ミュールはいてきた
「この靴可愛いでしょ?」「お前、これからどこ行くつもり?」
「どうゆう靴を履いてくればいいかわからなくて・・・」「じゃ行く前に聞けよ、一緒に買いに行ってやるから!」
「どうしよう、これじゃ歩けない」「どうしようじゃねーだろ、お前」
2、とりあえず、その場での判断として「靴を買う」。
まずこの時点で「帰る」を選択したらNG。問題解決能力に欠ける。問題から逃げているだけ。

うーーん。ミュールはいて来るような子は、一事が万事、その調子なのかもしれないと思ってしまう。