とりあえず、日経新聞を1年間は購読してみたら?

タイトルで全てを言い切りました。

  • 情報の取捨選択能力を身につける
  • メディアポリシーを身につける

週刊東洋経済 「日経新聞」を読む人読まない人の記事は新入社員釣りタイトルではあるのだが、肝心の内容は日経新聞が紙媒体から脱してきているという中身。
日経新聞を取るのをやめた」とか「インターネットで十分じゃない?」「新聞に使うお金がもったいない」という話は確かにたまに聞く。それこそ、長年ずーーっと新聞を読んできた人が「脱新聞宣言」をするのなら納得できるのだが、社会人経験5年もいっていないような人や新入社員に言われるとびっくりしてしまう。いや、あなた新聞読んだことないでしょう。

情報の取捨選択

日経新聞を読めばわかるが、情報の量がとても多い。全てを把握しようとするととてもじゃないけど朝昼では間に合わない。それは以前、南場さんもブログで述べている通りである。(ちなみに南場さんは元マッキンゼーDeNA社長)

些細なことだけどねー | DNA of DeNA
「こんな時間に朝刊読んでんじゃねーよ、このうすのろっ!」
と逆に私に怒声を返して来た。

ちゃんと列に並ぶことも出来ないならず者の酔っ払いにまでアホを見抜かれ、暗くてよかったと思うほど赤面した私はそれ以来、できるだけ朝のうちに日経新聞を読まねばと思って生きて来ている。

日経新聞の中から自分自身に必要な記事を選び取っていく取捨選択の力が必要である。

メディアポリシー

メディアポリシーというのはわたしの造語。きちんと自分の信念を持ってメディアを選択することが必要なのではないかと思う。
テレビから流れてくるニュース、yahooのトップページにあったニュース、mixiのトップページにあったニュース、携帯電話に流れてくる最新ニュース。これらのニュースは全て受動的なものでしかない。つまり情報に対して自分から積極的に働きかけようとしていない態度である。
受動的である、つまりメディア側からこのニュースが注目だよと働きかけられること。積極的である、つまり自分でニュースを選び取っていくこと。インターネットは新聞の俯瞰性には勝てません。新聞ほど、選び取る力を必要とするメディアはありません。

情報に対して受動的であること、積極的であること。この是非はどちらでもいい。情報に対して積極的であるがゆえに、世間の話題についていけないこともある。取引先と芸能ニュースの話題になった時、社会面のニュースになった時、情報に対して積極的であるがゆえに皆が知っているだろうと思われる受動的なニュースを逃していることもある。両方に長所と短所がある。

だからこそ、情報に対して受動的であること、積極的であることを自らの意思で選んでいるかということが大事なのではないか。
メディアリテラシーという言葉があるし、「そのニュースをどう読んだらいいのか」ということは勿論大事なんだけれども、あなたはなぜそのメディアを選択しているのか?ということも大事なんじゃないのかな。
選択できるには使ってみないとわからないよね。口だけ批判はなしですよ。

日経新聞をとってみよう

ということで、日経新聞なんて・・・と語るのなら日経新聞を最低でも1年は読んでから語ってほしい。そうでなければ日経新聞のことはわからない。
つんどく、でもいいじゃないか。