親父を尊敬してる

おれは親父を尊敬してるし、親父の背中を見て育ってきた。ただ、そんなことを直接言ったこともないし、尊敬している素振りを見せたこともない。そもそも会話なんて社会人になって少しするようになったくらいで、学生の時は年に2、3回話せば良いほうだった。そもそも怖かったし、反面教師にしなきゃいけない部分も多いけど、なんだかんだ親父はやっぱり凄い。

こんなことは親父に直接言うことはないんだろうけど、母親とか会社の人には「尊敬している人は親父」って最近は言ってる。ま、社会人になってからやっと親父の凄さがわかっただけなので、にわか尊敬なのかもしれないけど。

shi3zさんの一連のエントリーを読んでいて(長文日記長文日記長文日記)、何だか涙が出そうになったりしました。

呆然とした。

親父は57歳。早すぎる。

どんな顔をして親父に会えばいいのか、解らなかった。

流れていく景色を眺めながら、親父の思い出が蘇った。

親父は僕に最も大きな影響を与えた男だった。

親父に育てられなかったら、僕は今みたいな人間にはなっていなかっただろう。

(中略)

僕に撮って親父の存在はあまりにも大きすぎた。

その親父が倒れた。
長文日記

僕はそういう種類の親孝行というのをいままで一度もしたことがなかったことに気づいた。

親孝行って、いま初めて気がついたけど、親を喜ばせてやるってことじゃないんだ。

「親のことを考えて行動する」という熟語だ。

僕なら、自分は寂しいし、なんとか治りたいと思う。

暗い気持ちにもなるし、辛いと思うけど、それでも自分の子供達が自分のせいで人生を犠牲にして欲しくない。

僕の仕事は楽しく真剣に考えるときに最も効果を発揮する。

明るい未来を作る仕事だ。

だから仕事は仕事で目一杯、週末は週末で親父たち家族のために目一杯使おう。

いつまでもくよくよしてもいられないからな。
長文日記

よく言われる言葉だけど、いなくなってから親孝行はできないんだね。


やっぱ「尊敬してる」って一度くらいは言おうかな。

恥ずかしいから一回だけだな。結婚式のときにでも言おうかな。
ぜったい泣かしてやるよ。泣いてるのなんかみたことないけど、おれも泣くから親父も泣いてくれよ。