程よい非当事者意識のススメ

はてな界隈で話題になっていたitkzとamachangの喧嘩。これは本当に二人の友情(?)を見せてもらった気がする。リンクは張らないでおくけど、まだ読んでいない方は探して読んでみてほしい。。〆も良かった。
友人同士でいると「それはこうしたほうがいいんじゃない」「そんなのやめなよ」というような話になることがある。それは他愛のない話だったり、お金の使い方の話だったり、食生活の話だったり、人としての人生の考え方だったりもする。


私は、そんな話を聞く上で「程よい非当事者意識」という認識が大事だと思っている。つまり「これは自分のことじゃないんだぞ」という感覚を持つこと。友人の悩みを聞いたとき、友人と同じように悩まないこと。もちろん、共感することはものすごく大事だし、友人は共感してほしいと思って話しているのかもしれない。ただし、共感したとしても悩んでは絶対にいけない。

私は友人の話を聞くとき、必ず心半分は外に置くようにしている。半分で共感し、残りの半分で客観的にみている。

  1. 話を聞く
  2. 心半分で共感する
  3. 客観的な意見を言う(もしくは自分の意見を言う)
  4. 意見を押しつけない

1. まずは話を聞く。仕事の話、恋愛の話、人生の話、いろいろある。しっかり聞こう。
2. 共感することで、友人の悩みを和らげる。「あぁ、そうだよね」「うんうん、わかるわかる」
3. 客観的な意見を言う、別の角度から物事を発言する。自分の意見を言う。「それって実はこうなんじゃないの?」「こうしたらいいんじゃないの?」「おれだったらこうする。」「こうしたほうがいい。」
4. 3の意見を押しつけない。意見が正論だったとしても受け入れられない人はいる。意外とその場で腑に落ちる人は少ない、いないかもしれない。別にそれでいい、納得させようとは思わないし、深入りはしない。人間、あとから振り返って分かることも多いんだ。寝る前に分かることも多いんだ。分からせるために深入りしない、これも手法の一つです。


意見を押し付けない理由はもう一つある。「それ俺のことじゃないもん。」心の中で絶対にこれを忘れない。共感しすぎて自分がやられても困る。残りの半分の心は自分のためでもある。
もちろん、一緒に悩みそうになる時もある。「あぁコイツ可哀そう」「なんでこんないいヤツなのに・・・」でもそこで一緒に悩んだら自分がやられる。おれはコイツの友達だけど、カウンセラーじゃない。悩んでも仕方ないことで悩んだってしょうがないんだよ。他人のことで悩むなら、自分のことで悩め!です。

もちろん、自分の考えを人に強要しないことの例外もある。意見を強要して良いのは、家族、奥さん(彼女、恋人←将来家族になるかもしれない。)・・・だけ。ここは意見をどんどん戦わせよう。この人たちには自分の本心を必ずぶつける。一緒に歩んで行くんだから。