タバコというメッセージ

わたしはタバコが嫌いである。タバコで亡くなった人を見たからというのが一番大きいかもしれない。臭いも嫌いだし、そもそも触ったことすらないし、触ろうとも思わない。

タバコを吸う人の3つの特徴

  1. 長期的な視点ができない
  2. 他人のことを考えられない
  3. 抑制力がない

1.長期的な視点ができない…タバコの害はメディアでも大きく取り上げられている。タバコを吸っている人がその害を知らないなんてシラを切ることはできない。長期的な視点に立てば吸うことはないだろう。「今、リラックスできればいい」そんな短期的な視点である。

2.他人のことを考えられない…もはや致命的。副流煙のことを知らない人もいないだろう。人に迷惑をかけることがわかっていても吸ってしまう。つまり、タバコだけに関わらず、自分中心で他人のことなんてどうでもいい、そういう人である。

3.抑制力がない…上記2点に関わるが、そもそも自分自身に対しての抑制力がない。悪いとわかっていてもやってしまう。極端に言えば、犯罪者予備軍である。

あなたたちの実際なんて知らない。「そんなことはない」という人も多いだろうし、私の周りにも3つの特徴に該当しない人は多くいる。
では、なぜこんなことを書いたかというと、あなたたちは上記のように思われても仕方がないということである。

タバコ環境

最近、脳の研究が流行っています。茂木健一郎さん、池谷裕二さん、いろいろな見識から脳のことが少しずつわかってきました。

何が重要かというと、人が成長していくときに、脳そのものよりも、脳が乗る体の構造とその周囲の環境が重要なんだよね。日本人だって英語圏で育てば英語を話せるわけで。

脳は体と環境に合わせて進化します。指が6本あれば6本を上手に使えるような脳構造になり、腕がなければそれ以外の分を極度に発達させて自活できるような脳構造になる。プラス思考な人が集まる環境に行けば、自然とプラス思考の考え方になる。(→そういう意味では自分にあう&自分がなりたいような人がいる職場を探し続けることは非常に大事。環境が一番大事なので。)
だから、タバコの環境にいればタバコを吸う人の特徴に脳構造が近づく。

会社も同じだと思います。タバコ部屋がある、タバコを吸う人が多い、そんな会社は長期的な視点ができず、顧客のことも考えず、社員に抑制力がなく法令遵守できない。断定はしないけれど、そう思われてもおかしくない会社である。

タバコなんかにおれの人生狂わされたくない

タバコがあるからいけない、そんな不毛な論議には付き合うつもりはありません。
わたしはタバコが嫌いです。ほんっと嫌いです。満員電車のタバコ臭い人、友人や上司がタバコを吸いに行って帰ってきたときの臭い、吐きそうになるときもあります。不快な環境にいる、それだけで逃げ出したくなる、辞めたくなるときもあります。

我慢はある程度はします、今でも我慢しています。「我慢ができない人だ」なんてタバコを吸っている人に言われる筋合いはありません。
会社を辞めるときのセリフ(と言うか理由)決定 - maki_laxねこにっきに前にも書いたけど、冗談なんて一つも言っていない。

わたしはいつでもこの環境から逃げ出す準備はできている。



※引用は下記の池谷裕二先生の『進化しすぎた脳』より。


池谷 裕二 / 講談社(2007/01/19)
Amazonランキング:725位
Amazonおすすめ度:
大人にもわかりやすい!
ひさびさにわくわくした!
脳科学の最先端を中高生に理解させる著者の挑戦、すごい!