ナンパ力を鍛えよう!

今朝方、エヌワイ(NY)にいるodanちゃんとメッセンジャーで会話してたんだけど、少し話題になったのが外国人のナンパの話。
「外国人って気軽にナンパするよね」というのと「日本人ってナンパに怪訝な顔するよね」という2つがわたしなりの感想。ちなみにodanちゃんは半分くらいは日本人でないので枠外。うそうそ。

感想→わたしなりの結論

  • 外国人→1に提案、2に信用・・・(どんな提案で、それはどれくらい信用できるのか)
  • 日本人→1に信用、2に提案・・・ (どんな人がその提案をしているのか)

の順でものごとを考えるってこと。


このことは日本ではナンパが成立しにくいことを暗に示している。そもそもナンパって基本的に全く信用がなさそうじゃない?信用内よね。遊び人だからナンパするとかそういう議論じゃなくて日本は国民性としてナンパがそもそも難しい国なんじゃないのかな。欧米では結婚のなれそめが「ナンパ」なんてことは大いにあるって言うし、一方で日本じゃ「合コンで知り合いました」っていうのもはばかれて「友人の紹介で」って言うくらいの国民性の違いがある。


それはもちろん、ナンパ以外のことも同じ。日本で営業をやっている人はわかるかもしれないけど、値引きして持っていくと安過ぎないかと言う疑いを持たれ、上のものを呼んで来いと言われ、その信用を得た上で、これは良い提案ですね!となる。
つまり、日本の営業はまず信用を勝ち取ることから始めなくちゃいけない。裏返すと、日本の営業マンはまずお客さんの信用を勝ち取れ!ってこと。

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マーク・ジョイナー, 林田レジリ浩文 / フォレスト出版(株(2007/05/19)
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今朝、出勤電車で読んだ本。著者はアメリカ人。

圧倒的なウリで大切なことは

  • わたしが売っているのは、これです
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  • わたしを信用してください

こう書いてあるんだよ、まさにこの順番で書いてある。これって提案→信用の順番じゃないかい?ものすごく外国っぽくないかい。

つっこみ力

今日の帰りに読んだ本にも同じようなことがたまたまですけど・・・書いてありました。

日本人ほど職業を気にする国民はいないんじゃないかと思います。

(中略)

欧米人が「どんな意見を述べるか」を重視するのに対し、日本人は「どんな人が述べているのか」に注目します。こんなところにも職業にこだわる日本人の国民性が表れます。

これって職業に信用がセットになっているとも読むことができないかな。言われて見れば、信用のある職業ってあるでしょ。合コンでも人気のある職業にもマッチするんじゃないかな?
(と言うことで、最近はIT業界が合コンでは下火なんじゃないかと・・・おのれホリエモン


会社での会議でも全く同じ。どんな意見を言ったとしても、重視されるのは社長の意見、部長の意見、上司の意見。何を言ったかよりも誰が言ったかに自然と重点が置かれてしまう。上司が言うとどこか納得してしまう自分がいる。
似たようなことの繰り返しになるけど、日本の会議はまず信用を勝ち取ることから始めなくちゃいけない。裏返すと、会議ではまず上司の信用を勝ち取れ!ってこと。これも社内営業という名の営業です。

ナンパ力を鍛えよう!

一番最初にやらなくちゃいけないことは信用を勝ち取ること。

そう考えると、清潔にしていてハキハキとしたその辺にいそうなサラリーマンでも十分にナンパは成功する。だって、渋谷でちゃらちゃらしてるだらしのない男よりも絶対的に信用があるから。サラリーマンはそのあたりを歩いているヤンキーよりも魅力がある(ニートのことは知らない、論外)。サラリーマンはナンパ成功率は高いはずだよ。


独身サラリーマンの皆さん、あなたに足りないのは、ただ一つ、そもそもの提案をしてないだけでしょう。


日本は確かにナンパが成立しにくい国かもしれない、ただ、それでもナンパを成功させている人がいる。しかもそれはヤンキーだったりホストだったりする。サラリーマンの皆さん、そろそろ本気だしてもいいですよ。あなたにはナンパができる!