世の中は優しい神様ばかりじゃない
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20070618/127677/?P=1
神が人々を幸せにするために、天界から降りてきました。失明した人は神に「私は、愛する家族の顔も綺麗な夕日も見たことがありません」と訴えました。神が彼に視力を与えると、彼は幸せになりました。
「私は凍土の上でも炎天下でも労働を厭いませんが、働くための土地は洪水に流されました」と訴えた農民には神は農地を与えました。農民は幸せになりました。
貧乏な青年がやって来て言いました。「神様、私にはお金がなく家族も持てません」と。神は彼にお金と美しい妻、可愛い子供を与えましたが、青年は暗い顔で「神様、私には才能もありません」とさらに訴えました。すると神は彼に才能も与えました。
数日後、青年はまたやってきてとうとう言いました。「神様、私には幸せがありません。ください」と。
神は少々躊躇された後、「(幸せを)与えよう」と言って、これまでに与えたすべてのものを取り消しました。その結果、青年は一人ぼっちのホームレスになり、飢餓と悲しみと孤独に暮れる日々を送ることになりました。
2年後、神は青年に家族だけを返しました。すると青年は「私は幸せだ!」と号泣しながら妻と子供を抱きしめました。
ありがたみを感じる機会
2007/06/22(金)JRが大幅に止まりました。原因はこれだそうです。
エアセクション - Wikipedia
2007年6月22日には埼玉県さいたま市で、エアセクションにパンタグラフが接触したまま停止してしまったのが原因で、列車が再起動を開始した途端に架線が切れてしまい、その影響でJR宇都宮線、高崎線、京浜東北線、湘南新宿ラインの各線が、利用者の救済を含めた全てが復旧するまでの約5時間にわたり全線でストップした。
もちろん、上記の路線だけではなく、山手線や埼京線など全ての電車が遅延状態にあった。ホームや電車内での怒声がすごかったし、朝からイライラした人は多かったんだと思う。
わたしはニューマンエラーはある程度は仕方がないと思ってる。SI業界でもそう、システムエラーはあるべきではないし、その部分についてはSIerは早急に対処するべき。それに代えて、ヒューマンエラーは絶対に起こるものだし、致し方ない部分もある。
いつも時間通りに電車を動かしてる鉄道会社は結構すごい。ダイアグラムはかなり優秀なものである。待ち合わせでさえ遅れてくる人が多い中、電車はそれよりも間違いなく正確だと思う。日本の電車の正確性は諸外国と比べれば高い。
だからこそ、こういうことがあってこそ、普段のありがたみを感じるのではないだろうか。電車が正確にくるありがたみ、これをいつの間にか当然のことと思ってはいないだろうか。
会社で働いていることのありがたみ、給料がもらえていることのありがたみ、仕事があることのありがたみ。働きたくても働けない人がいる、失業している人がいる、お金を得る手段がない人がいる。
IT業界に就職した理由を思いだした - maki_laxねこにっき
よく「やりたいことができないから」「考えていた仕事と違ったから」と言う理由で会社をすぐ辞めてしまう人がいる。それが良いことだとも悪いことだとも思わない。あわないもんは合わない。辞めたらいいと思う。そのほうが今より幸せになれると判断したらすぐ辞めるべき。
先回のエントリーでは簡単に言ったけど、失った(辞めた?)時にはもう遅いこともある。失って戻らないものも沢山ある。
失わないとわからないこと、失ってはじめてわかること。ありがたみってそういうものかもしれない。
でも、大げさじゃなく言えることは
世の中は優しい神様ばかりじゃないことも事実。
「幸せになれると判断したらすぐ辞めるべき。」ここの判断がどんなときも非常に難しい。