ネアカ力(新入社員へのアドバイス4)

仕事と個性の切り分け | 渋谷ではたらく常務のアメブロ

叱られているのは、
『仕事』であって、『自分(個性)』ではない(←ここ重要) のに、混同してしまいがち。
(中略)


『仕事』は、叱られたら『素直』に改善し、伸ばす。
『自分(個性)』は、よさなので、切り分けて、そのまま伸ばす。

思わず、「あ、そうか」って呟いた。

あなたがした仕事が間違っていることはあっても、あなた自身が間違っているわけじゃない。

上司に怒られるとする。確かに、上司の言うとおりだ。その仕事を改善する必要はある。
でも、あなたが怒られているかもしれないけど、あなたはあなたがした仕事によって、怒られている。


それって仕事が怒られてるんだよ。だって、個性が怒られてるなら仕事でミスをしなくても怒られてるはずでしょ?人間性が怒られているわけじゃないでしょ。

そう考えると、仕事でミス→上司に怒られる→へこむのパターンって実は違う。そこでへこんじゃいけない。
上司が怒る理由って「次にやって欲しくない(もしくは上司の八つ当たりだったり・・・←これも結構あるのかも)」からでしょ。


仕事の「結果」を直して欲しいから怒るんだよ。あなたと仕事はイコールじゃない。あなたの下に従属するのが仕事。

あなたー仕事1
   −仕事2
   −仕事3
怒られているのは右側の仕事です。あなたが悪いんじゃなくて、あなたがした仕事が悪い。

この考え方って結構すごい。

怒られると、自分の個性が否定されてるんじゃないかってみんな勘違いしちゃうんだよね。
そんなことはないんだよ。仕事と個性や人間性は全く別のものなんだ。


仕事と自分(個性)を切り離して考えることによって仕事の問題点も明確になるでしょう?
「あ、ここがいけなかったんだ。」「ここさえ直せばいいじゃん。」
これがすごく明確になる。


前向きは天性じゃない

こうやって切り分けて考えていくと、「前向きってのは天性じゃなく、考え方の話なんじゃないのか」と思えてくる。
仕事と個性を切り分けて考えると、前向きになれる。自分自身を肯定できる。


あの人は楽観的とか、楽天的とか、よく言うけど実は「的」って言葉で片付けちゃいけないものなのかもしれない。
楽天的であることは「的」で片付けることはできないもの、生まれつきなものではない。考え方に依存するほうに近い。


この「的」で片付けられないものに対してすごく明確な答えが記してある文章を以下に引用する。


梅田 望夫, 茂木 健一郎 / 筑摩書房(2007/05/08)
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今日的最先端なおふたり

楽天的であるということは一つの意志である

そう、意志なんだよ。自らの意志なんだよ。前向きであることは自らの意志である!!
どかーーん!


むしろ、ネアカとかネクラとかそんなもののほうが後天「的」なものに過ぎないんだよ。
ネアカの意味を壊すようだけど、自らの意志でネアカになるべきなんだよ。

一つの考え方として仕事と個性は別物っていう考え方があると思えば良いじゃないか。この考え方を持っているだけで物事に対する見方が全然変わってくる。ネアカになれる。


先週の2007.05.21日経ビジネスの編集長インタビュー(経営共創基盤社長冨山和彦氏※元産業再生機構COO)にも載っていたけど、

トップは、胆力があり、根が明るい「ネアカ」であること。

やっぱりネアカであることは、すごく大事なことなんだよ。

ネアカは自分の意志。そう考えたら絶対ネアカになったほうがいい。新入社員だけじゃない、いつからでもネアカになれる。みんなでネアカ力(りょく)をつけようよ!*1

*1:一応、最近の流行なので「力」をつけてみました。。