新入社員へアドバイス?

体育会だったから上下関係に慣れてるとかいろいろあるんだろうけど、それでも基本的に理不尽なことは嫌いです

そんなもの慣れるもんじゃないし、慣れたらいけないと思う。

とばっちりで怒られるとか、許可を取ったのにも関らず「そんなこと聞いてない」とか言う上司とかもいる。社会に出ると、自分が悪くないのになぜか自分が怒られてしまうことがある。


わたしがふと思ったのは、社会に出てから(社会人になってから)のほうが理不尽なことが多いなぁと言うこと。理不尽に対する教育ってないのかしら。

反論は無駄

「それでもボクはやってない」と共謀罪 | 再出発日記 - 楽天ブログ

万が一あなたが冤罪に見舞われて、被疑者になったとする。やっていないのだから容疑を認めない。真実はいつか必ず勝つはずだ。だから何も心配しなくていいのだ。と、思って一日ほど我慢すればすむことなのか。


全然違う、ということをこの映画は描いている。

よくあるのは、「○○ー、お前これなんとかやろ」「いや、ぼくじゃないですけど」「ぼくじゃなくてもやっとくの!」(そんなことわかってるのに。。。)


「それは私じゃないです。」といったところで、逃れられないことが非常に多い。

わたしは理不尽なことに対して「反論」をしてはいけないと思う。誘導尋問にのってもいけない。
「それはわたしじゃないです」と言っても、「わたしじゃなくてもやるの!」で終わりである。(気づいたんだったらお前がやれよ。。。)とは口が裂けてもいえない。「反論」をする意味がない。


それにしても電車はどうなっていくのでしょう。痴漢冤罪に、電車での強姦を知っていながら見て見ぬ振りをする客。「正義感のない国、日本」でしょうか。


自白はもっと無駄

404 Blog Not Found:書評 - 自白の心理学

自白は、必ずしも真実の発露とはなりえない。取り調べを逃れるためになされてしまうことがある。

口先で自白して、ことを簡単に済ますことはできる、しかし結局はやるのである。自分に完全に非がないことでもやらなければならなくなる。自分の仕事に余裕があるときならまだ良い、余裕がない時は自分自身の仕事の生産性に非常に響く。


一度「自白」をしてしまうと、調子に乗ってくる可能性もある。気安く頼まれるようになったら終わりである。調子に乗らせないことは大事である。特に初回は自白をしたら終わりである。
雑用をしっかりやることでイメージを良くすることも確かに大事である。


しかし、何よりも早く本業で頭角をあらわすのだ。
良い仕事をまわしてもらうのではなく、良い仕事を自分で見つけよう。


わたしは新入社員のときから自分自身の生産性に対する意識を持って欲しいと思う。いや、欲しいでは弱い。生産性を意識して仕事をするべきだと思う。(生産性についてはちょっと書きたいことがあるので別にエントリーを書きます。)


ちなみに、この『自白の心理学』はおもしろい本なのですが、「結局どうすればいいの?」ってことは書かれていないんですよね。取調室にビデオを設置するとかしないとか最近のニュースでもあったけど、取調べと管轄が同じところだったら全くもって意味がないわけで。。

大事なことはスルー力

いや、昨年末のネット界の話題を蒸し返すようでなんともですが、スルー力(りょく)はやっぱり大事だよな、と思うこのごろです。

http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20061205/120048/
「スルー力検定」の受付がスタート
http://0xcc.net/blog/archives/000133.html

「人生の大半の問題はスルー力で解決する」

やっぱり仕事では、無駄な労力は使わず、自分の本業に頭を使っていくべき。
(まぁそれは、会社の体制にもいろいろあるんだろうけど。雑用をやらせないように派遣の人を雇っても、派遣へのお金と教育コストがかかるわけで)


本業に集中できるようにできる限り頑張ろう。

まず身体的に、できる限り危険な地帯は避けよう

上記もしたけど「○○ー、お前これなんとかやろ」「いや、ぼくじゃないですけど」「ぼくじゃなくてもやっとくの!」(そんなことわかってるのに。。。)これは本当に会社でよく見る。
これには気をつけて欲しい。上司は思いつきでものを言うじゃなく、上司は目に入った人にものを言うとはまさにこのことでしょう。

しかしもちろん、配属先や上司、席は選べるはずもなく、どのようにして気配を消すかの戦略が重要になってくるだろう。理不尽な上司に限定して気配を消すのだ。


理不尽なことを理不尽と思いながらやっても全く意味がない。理不尽なことは最初から受けないに尽きる。
「一生懸命仕事する」、「頑張る」のベクトルを間違えてはいけない。理不尽な方向にベクトルを向けてはいけない。


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冤罪の構造
追い込まれたときに人はうそをつく
なぜ被疑者は虚偽自白するのか


いや、もちろん半分はネタです。