アマルフィを見るべき3つの理由

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フジテレビによる織田裕二のための映画、といっても差し支えがないほどの織田裕二一色の仕上がり。それに答えるがごとく、織田裕二が格好いい。天海祐希佐野史郎、友情出演の福山雅治ら俳優陣は、織田裕二のためにあり、さらに世界遺産すらも織田裕二のためにあるかのごとく霞んで見える。彼は警察官など堅い職業の役をやらせたら日本一と言っても過言ではない。この映画を見るべき理由は、織田裕二以外にない。

1.主人公の服装が良い

この映画での黒田(織田裕二)の服装は外交官という職業柄か、正統なクラシックスーツを纏う。紺のスーツにワイドスプレッドの襟。シャツより色の濃いネクタイ。黒の靴に黒のベルト、黒革の時計。織田裕二の着こなしだけでも一見の価値があります。これは、いつもクラシックスーツをはずさない007に通じるものがあります。世の男性諸君は黒田を見習うべし。

2.主人公が男らしい

劇中、黒田は決して優しくない。ヒロインの矢上(天海祐希)に希望のある未来ではなく、現実を突き付けるし、決して励まそうとはしない。大使館で働く安達(戸田恵梨香)にも厳しい。ただ、厳しいながらも相手のことを思った行動をする。要は、口に出さずに行動で相手のために動く。口で言わなければわからない、という女性ももちろん多いのだろうが、いざという時に頼りになるのは寡黙な行動で示すタイプ、なのかもしれない。世の男性諸君は黒田から見習うべきところが多いはず。

3.主人公に謎が多い

外交官であるという以外に彼の情報はない、と言っても過言ではない。ときおり携帯に電話のある謎の声の主や、これまでの経歴が劇中で語られることはない、さらには劇中内で誰かに自らの話をすることもない。つまり、観客も、劇中内の登場人物ですらも、黒田が何者なのかもわかっていないということだ。これは、続編で過去に触れるエピソードがあったや、スピンオフ作品で経歴があかされるための布石、という見方もできるであろう。続編を作ることはまだ決定しているわけではなく、続編が作成できるのかはこの映画の収益にかかっている、と思われる。映画でやるのか、テレビドラマでやるのか、次回作が楽しみだ。
話を戻す。自らの経歴を語らず、今の自分を見せる。経歴自慢や、過去を自慢して話の話題を作ってしまう世の男性諸君は、黒田を見習うべし。


とにもかくにも、織田裕二を見に行くべし。