どう?

週末に髪の毛を切りました。
ここ半年、同じ美容院に行っているのですが、そこのお兄ちゃんとウマが合います。半年で4回目の美容院、なかなか込み入った話ができるようになってきました。

その美容院は東京圏に計5店舗くらいのお店を持っていて、どこにでもある企業のように採用活動をして、4月には数名の新入社員を受け入れて、中には独立したりする人もいたり、寿退社をしたりする人もいるような、いたって普通の美容院です。
私を担当するお兄ちゃんは、私と同い年で美容院的には中の中の位置づけくらいのポジションなのですが、まぁ頭の回転もよく、これから出世するかもしれないという人です。

で、社員教育の話をしたんです。

その美容院では、新入社員が各店に配属になる時、研修をするそうです。
あれ、当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、研修は2年目以上の社員全員に向けての研修です。世間的に見た今年の新入社員の傾向、自分たちの美容院に入ってくる新入社員の傾向、最近の専門学校ではこういう技術を教えている、ゆとり対策、タイプ別のフォローの仕方、等盛りだくさんだそうです。この研修は一昨年からやり始めたそうで、その結果かどうかは不明だけど、ここ3年間は新入社員が一人も辞めていないそうです。

「確かに研修をやり始めてから、他人について考えることは多くなった」そう彼は言います。新入社員とのコミュニケーションや先輩との新人教育方針に関するコミュニケーションが活発になったそうです。「こいつはこう言うことを考えていて、本当はこういう技術をやりたくて、将来はこういう美容師を目指している」「あぁ、あいつ悩んでるな」とか自分ばかりに興味が向いていた思考を、外に向ける良いきっかけになったそうです。

自分を見直す機会にもなり、それはお客さんとの接し方にもあらわれているような気がするとのこと。


トラックバックをいただきました。ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/yama1020h13i40/20080601/1212249605

最近グループ会社と合併したんですが、新しく一緒に仕事するようになった人は基本的にみんな人間的に大人です。

プログラムの進捗確認しに来てくれるし。

「どう?」


この一言で済むはずなのにね。

奇しくも彼も同じことを言っていました。
「たぶんね、一番ダメなのは声をかけないことだと思うんですよ。何でもいいんですよ、最近どよ?でいいんすよ」「関心を持たないのが一番ダメだと思いますよ。声掛けるのって確かに気を使うんすよ、何を話せばいいのか分からない時も結構あるし、でも、声かけなきゃいけないんすよ」「自分がいっぱいいっぱいのときでも言うんすよ」


他人のことを考えていない、そんな人はいない。他人に深入りする必要はないのかもしれない。でも最低限、声はかけなきゃいけない。あなたに関心を持っていることは伝えなきゃいけない。だって関心持っていたって、それを伝えなきゃ関心を持っていないのと同じだもん。


口癖のように言うんじゃなくて、ある程度意識的に言うことも大事かもしれないな。翻れば、他人に目を向けることで、自分自身のためにもなる。

最近「どう?」言ってますか。