ベランダを貸す派、貸さない派

まさにこれこそ、どっちでも良い話。

つい先日のこと、わたしは24時半に布団に入った。しかしわたしを待っていたのは午前一時のインターフォンだった。ピンポーン。

「ん、空耳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


そう思った。既に部屋は真っ暗、ロフト式のベッドなのでわたしは既に中二階に上がっている。ベッドからあえて降りる必要はない。「空耳だろう」そう言い聞かせた。


ただ、途端に不安に襲われる。
カーテンの隙間から除かれていないか、玄関のドアはきちんと閉めただろうか、気になりだす外の物音。


「イタズラか?」
今の時代はこんなに高度ないたずらがあるのか。そんなわけはない。夜中のインターフォンなんて全然高度でもなんでもない。むしろ気持ちは「いたずらであって欲しい」それに尽きた。



トントントン。
音が聴こえた気がした。
玄関のドアの来客覗き穴を見たい気持ちに襲われるも、「見ちゃいけない見ちゃいけない、見ぢゃいげないぃぃぃぃ」「ベッドから出ちゃダメだ」何度も平静を装った。はぁはぁ息が荒れている。動悸がすごい、見積の結果を聞くときは全然ドキドキしないのに。


ふとよぎる一つの考え。「もしかして何日か遅れたバースデーサプライズ?」
いや、そんなサプライズいらねーだろー。早く携帯を鳴らせよ。





そして、、「ピーンポーン」



またインターフォンが鳴った。間違いない。誰かが鳴らしている。



おれは呼ばれている。


出る・・・か?



まず、玄関の覗き穴を見る、いるわけない。うちはオートロックだ。ベランダから外を覗く、いるわけない。うちは一階は駐車場だ。

インターフォンを取る。とりあえず声は出さない。いや、先んずれば制す。声を出した。「はい!!」




あとを書くのが面倒くさくなってきた。犯人は隣人。鍵を無くしたそうです。証拠品として名刺をもらい、うちのベランダに通し、ベランダからダイブしてもらいました。
全てはこれで一件落着。

これはよくある話だよね?

なぜこの出来事を取り上げたかって簡単なこと。おれも前のマンションで経験済みだから。
会社にね、鍵忘れたんですよ。鍵を会社に取りに戻ったら終電逃して帰宅できない状況。仕方なく同じことやりました。ちょっと違うのはわたしはオートロックは自力で突破したので、玄関前のインターフォンだったこと。やっぱり一回目は出てくれないんです。二回目に返事をくれるんです。


わたしの隣人はベランダ貸してくれなかったんですけどね。
普通貸さないのかな?ひょっとして貸したおれは普通とは違うおかしい人なの?それとも心が広い良い人なの?


結局、ベランダを借りれなかったそのときは友人のここにしか咲かない花の家に強引に押しかけたわけなんですけどね。。感謝感謝です。(あの時はスンマセン、平日なのに朝方まで独演会をしてしま・・ゴニョゴニョ・・わたしなんて始発で会社に行って、一度家に戻って会社に行ったし。。元気だなぁ。)


ベランダ貸す派

何が言いたいかっていうと、わたしはベランダ貸す派なんです。それだけ。
貸す派で良いことが一つあったよ。隣の人と友達になれたこと。会話はもちろん「いや、わたしもあったんですよ、前に同じような状況が、、、」でしょう。もはやお酒飲みにいけるね。
ちなみに、その隣人は外資系大手IT会社。そう言えば、この会社って確か中途採用のみの会社だったよねー。大学名が会社の名前になったとこだよねーみたいな。(これで会社名が分かる人は分かるでしょ)


ということで、ベランダ貸す派サイコー!