旅の友1

8月の後半に会社に一週間お休みを頂きまして旅行に行ってきました。
何気に社会人になってからはじめての夏休みだったりします。2年前は3月に一週間、去年はお休みゼロだったので。今期の意気ごみは「ずる休みをしてでも有休消化」なので、実はこれからが勝負だったりします。※意気ごみだけなので語弊のないように。


お題は「旅の友」と言うことで、音楽にしようか、書籍にしようか迷ったんですが、書籍を紹介。

百年の孤独

ビジネス書好きなわたしですが、旅行中は一転、ビジネス書は一冊も呼んでいません。まずは世界的な名著のご紹介。


ガブリエル ガルシア=マルケス, Gabriel Garc´ia M´arquez, 鼓 直 / 新潮社(2006/12)
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Amazonおすすめ度:
一生に一度は読みましょう!
買いです。
運命の一族

id:danさんは404 Blog Not Found:書評 - 百年の孤独

これが発表された1967年ならとにかく、40年後の今傑作といわれると、どうなのだろうか。

と仰られていたけど、やっぱり傑作なのかな。ノーベル文学賞は伊達じゃないよ、百年の孤独
というのは、わたしは旅行中に読んだが故に、マコンドをいろいろなものに置き換えて読むことができたからなのかもしれない。
この本にはマコンドという都市の一生が描かれている。マコンドと広島、マコンドと山口、マコンドと島根・・・、それぞれの県において、今現在この街は、マコンドで言うどの段階にいるのか?ということを考えながら読むことができた。ひょっとしたら、広島はマコンドで言う雨季の時期でそろそろ衰退期なのかもしれないなとか(例えば、なので広島の皆さんは気にしないこと)を考えて読んだ。


強いてはマコンド=東京、マコンド=日本とも置き換えて物思いに耽った。地方都市を見た分、東京の隆盛がはっきりする。地方都市で暮らすとしたら、、、そんなことをずっと考えていた。

実際、このわたしが生きていることなんて歴史から見ればほんの一瞬の出来事だったりする。都市の歴史や国の歴史の書物があるとすれば、どのページをを見ても一瞬だろう。
別に歴史の一ページになろうとなんて大それたことは思わないけれど、歴史から見たわたしというものについても考えさせられた。


その意味で言えば、この本はメタ認知を促す名著とでも言えるだろうか。形あるものはいずれなくなるのであれば、その歴史をのぞいてみるのも一計ではないでしょうか。


上から順番に、原爆ドーム厳島神社(干潮)、広島お好み焼
※広島はお好み焼きよりも牡蠣のほうが絶品でしたな。ありがたす。