審判を下すのはあなたでしょ

まじめに書いてみます。
選挙っていうのは、これまでの政策に対して審判を下すものなのか、これからの政策の是非に対して審判を下すものなのか。その両方か。


今回の選挙は、結局、民主党の圧勝に終わった。総括すると、「これまでの政策に対して審判を下せ!」と言う民主党の戦術に自民党がはまりにはまった選挙だったと言えるのではないだろうか。年金問題など突っ込みどころを多く晒してしまった自民党にそもそも勝ち目はなかったのかもしれない。(当然ながら年金問題を撒いたのは民主党なんだろうし)
民主党は勝ったとは言え、マニフェストには?マークのつくところも少なくなかった。農業政策に多くを裂いた部分や、教育分野の補助金(?)とかは良いとは思うんだけど、なにせ財源がよく分からん。
安倍さんが「消費税を上げないとは言ってない」とか言ったらしいけど(これは選挙前には言ってはいけないよね、戦略的に0点むしろマイナス点)、わたし個人としては別に消費税が上がったって良いし、きちんとした使い方がされるのであれば構わないと思ってる。だって消費税上げて、国のためになる政策が行われるのならば、財源としてもいいんじゃないの?農業だって中国への輸出が少し光を浴びてきているし、国力をあげるための増税なら止むを得ないのかな。


対して先回の衆院選は後者の「これからの政策に対して審判を下す」ものだった。郵政民営化の是非を問うとかなんかで「改革を止めるな!」とか「郵政解散」とかいろいろあったし、将来のことに焦点が一つに絞られた選挙だった。でも、多分わたしが思うのは何年後かに郵政を民営化して良かったのかどうかってのは、エコノミストやジャーナリストは評価したとしても、国民が選挙で評価することはないってこと。




結局何が言いたいかっていうと過去も未来も両方見ようよってことだけ。わたしはどっちかって言うと、未来のほうを重視してしまう傾向があるけど、今回の選挙はやけに過去に焦点が当たり過ぎていて困ったかな。参院選はその性格から、どちらかというと過去を評価するような選挙になる(なってしまう)のは仕方がないとは言え、どんな時でも過去と未来をちゃんと評価できるようにならなきゃいけないのかな



まぁ何よりも選挙に行かない人にはなりたくないもんです。期日前投票も過去最高だったらしいし、夏休みでレジャーに行ってるからって投票しないのはダメだよ、そこのあなた。どの政党にも、個人にも期待しないって人は空票を投票に行くくらいはやって欲しいかな。