maki_lax愛の劇場−第4話

今までの流れはこちら↓
第1話 愛の方程式
第2話 今から大好きなMさんに告白します
第3話 わたしは戦争が好きだ


さてさて第3話の続きであります。
ヘルシングの少佐は自分の欲求を余すところなく自分自身の言葉として表現した。本当に自分自身の心の底から出てきた言葉だったかもしれない。心の底から出てきた言葉こそが人を動かす。
そして何よりも少佐は人一倍練習もしたのではないかと思う(いや、少佐は人間じゃないけど)。アップルのスティーブ・ジョブズのスピーチにつながるものがあるのではないかな。
御託はいりません、第4話いきましょう。第2話のMさんは実はシクラメンじゃないよ!!!シクラメンはどう考えたってSじゃん。照れ隠し照れ隠し。

わたしはMさんが好きだ

諸君、私はMさんが好きだ
諸君、私はMさんが好きだ
諸君、私はMさんが大好きだ


綺麗で可愛いMさんが好きだ
きつい性格のMさんが好きだ
上の空のMさんが好きだ
口を尖らせたMさんが好きだ
勉強しているMさんが好きだ


終電車の中で
真昼間の公園で
来館者のいない美術館で
白銀のスキー場で
緊張の糸の張り詰めた仕事場で


この地上に存在するありとあらゆるMさんが大好きだ


「あ、maki_laxさん〜」と笑顔で言うMさんが好きだ
困った顔でやってくるときなど心がおどる


「わたしだってできるよ」って可愛く偉ぶる様子が好きだ
困らせて少しツンツンしている時など胸がすくような気持ちだった


ストローで飲み物を飲んで上目遣いになる時が好きだ
約束もしてないのに街角でばったり遭遇した時など感動すらおぼえる


短いスカートをはいているときなどもうたまらない
わたしのためにお洒落をしてきてくれた時は最高だ


哀れなが抵抗者が告白するために立ち上がってきたのを
Mさんが銃器で気持ちを粉砕した時など絶頂すら覚える


仕事でアイデアが閃いた顔をしているMさんが好きだ
仕事でへこんでいる時はとてもとても悲しいものだ


目と目が合って3秒以上経った時が好きだ
わたしの知らない人と仲よさそうにしているのは屈辱の極みだ


諸君 私はMさんを まだわたしの知らないMさんの一面を望んでいる
諸君 私に付き従うMさん好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?

更なるMさんを望むか 
糞の様なMさんを望むか?
自分たちでは手の届かないのようなMさんを望むか?



Mさん!! Mさん!! Mさん!!


よろしい ならばMさんだ


だが、Mさんとの会話で容赦ないきつい言葉に耐え続けて来た我々には
ただのMさんではもはや足りない!!
大Mさんを!! 一心不乱の大Mさんを!!


我々は確かに一個大隊であり
表参道や原宿や六本木いるイケメンどもに比べ、ただの敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の純愛信者だと私は信じている


ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、眠りこけているイケメン連中を叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう



連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる


Mさんにはイケメンの哲学では思いもよらないがある事を思い出させてやる
一千の純真な想いで 世界をわたしのMさんへの愛で埋め尽くしてやる



目標 わたしだけのMさん

劇場型ブログで告白大作戦 状況を開始せよ


逝くぞ 諸君