さんくん様でさんくん様

昨日、お客さんに「さん」をつけようと言う話をこの人から聞いた。と言うか、この人の口癖(みかん。 【仕事】大事な言葉)でもある。ものすごくいい口癖だと思います。口癖が人を作るとも言いますしね。そう言えば、プレッシャーをかけるようで悪いけど、この人のブログ再開を楽しみにしている人は結構いるはず。。

「さん」をつけること。いやはや、おっしゃる通りである。


普段気にしないことを少し気にしてよく見ると、ホワイトボードもグループウェアでも顧客名に「さん」や「様」をつけている人とつけていない人がいる。2ちゃんねる管理人のひろゆきさんのこの話も似たような話ではないかとも思う。同じような例で言えば、人の名前に「さん」をつけて呼ぶorあだ名で呼ぶ人は出世をするという法則をひそかに私は唱えている。それが一番表面化するのは社内の人への呼び方だと思う。まさに、ひととなりはここにありである。

こういった言葉の端々から、何かが伝えられるようになれればいいなぁと思った初春。

みかん。 【仕事】大事な言葉
とありましたが、私は心ではなく言葉から、それでも間違っていないと思っています。もちろん心があればこの上はないこともわかっています。なんでもそうだけど心で思っても表現しないと伝わらない。その一番はじめが言葉ではないか、と。
実際に、脳科学の分野でも証明されているそうです。言葉に出すことで脳を一時的にだます。毎日言葉を発することで脳の働きも言葉の意味に近づいていく。毎日つらいと口に出している人はさらにさらに脳もつらいように感じてくるし、つらくても楽しいと言ってる人はいつのまにか楽しくなってくる。むしろつらい状況を楽しめるようになってくる。お世辞がうまい人の方が心から相手のよさを発見したときに心から褒められる。学説では、「おれはかっこいい」と鏡の前で毎日言うことで自分がかっこよくなってくるという話もあるそうです。
表面だけでもいいんです。表向きだけでもいいんです。どっかしらで自分に返ってくるはずなんです。さん付けでいつのまにかお客さんに愛着がわいていた、なぜかいつもより店員さんがサービスしてくれる、いつのまにか社内の評判が良くなって出世していた。表向きだけでいつのまにか。表向きだけでいつのまにか周りが変わる&自分の心まで変わる。心からの敬意でいつも敬称をつけている人でも、呼び捨てにしたい時や心から思えなかった時のために脳をだます準備をしようよ。

とりあえずみんなで「さん」からはじめよう。心なんて二の次でいい。心なんてまだいらない。


実は「さん」をつけようよ、と言う話は何回か聞いたことがあった。その度に気をつけようと思い直す。わかってるはず、わかってたはず・・・いろんなことにたいしていつもそう。多くの人がそう。

これこそが通称“わかってたはず症候群”。群と言う言葉がつくほどにこの症状はいろんな人に見られる。「わかってるならやらんかい」いえいえ「わかってた」。過去は過去、わかってたはずなんだけどなぁ。今日もまた脳をだまし直し。明日もまた脳をだましなおし。毎日脳をだましなおし。

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凄い本だなぁ、これ!
とにかく、うれしい。
あかるくなれる脳の話、その通り!