日経ビジネス2006/07/24号 奥田碩が日本を切る
妙な話ですが、日本には「人口政策」が存在しないんです。現在の人口をベースに、将来必要になってくる人口、それから年齢構成がどうあるべきかといった政策は日本にはない。冷静に考えると驚くべきことです。
日本は現在しか見ていないということか。しかも実際に起こったことへの現在の対応策を考えている。
将来的なビジョンがないのだ。
こういう状況だが、今どうするべきか?については一応考えることができる。
こういう状況で、今後10年間をみるとこのようなシュミレーションになるからこうしよう!
ということが考えられない。
それは靖国参拝についても同じことだろう。
個人の自由というと、人権を保障しているようで格好だけは良いが
実際、今後もこのような状況で良いと思っているのだろうか?
小泉首相は9月で引退(?)かもしれないし、
これで公約を果たしたと肩を撫で下ろしているのかもしれないが、次期首相はどうか。
対応するのは彼なのだ。