すべては一杯のフラペチーノから

すべては一杯のコーヒーから
松田 公太
新潮社 (2005/03)
売り上げランキング: 6,643

正直言ってちょっと泣きそうです。
なぜって、、、1回アップしたものが消えたからですよ。


今日は少し私のことを話そう。
私が初めてのスペシャリティーコーヒーとの出会いはスターバックスコーヒーである。大学の友人と渋谷に買い物に行った時だと思う。その友人(女性)は私がコーヒーが苦手なことを知っているのにも関わらず、「コーヒー飲もうよ」と言ってスターバックスでキャラメルフラペチーノを買ってきた。

正直言おう、感動した。衝撃的な美味しさだったのだ。


それ以降、私はスタバに通うようになる。そう、その友人が彼女になったことと平行して。


抹茶クリームフラペチーノのベンティを飲んだこと。クリスマスの日に限定のコーヒーを飲んだこと。自分好みの味にカスタマイズできることを知って、いつもクリームの量を増量したこと。テスト前の勉強でスタバを使うようになったこと。スタンプカードを全部貯めたこと。タンブラー買って二人の思い出の写真入れたこと。母親にコーヒー豆プレゼントしたこと。スターバックスのアルバイトの面接受けたこと。


回転率を上げるための固い椅子で過ごした時間はかなりの時間にのぼる。
彼女との想い出の半分はスタバと共にある。


そうそう、タリーズにはフラペチーノは無い。トッピングでアイスクリームができる。タリーズのアイスクリームはアイスクリーム専門店並みに美味しい。サーティーワンも顔負けだ。
だからって別にタリーズに浮気したわけじゃない。スタバより大事なものができたんだ。いや、できたと思っていたんだ。


今の私はラテも飲めるようになった。ブラックだってたまになら飲む。ちょっと大人になったのかもしれない。
でも、今はその彼女は隣にはいない。大人になるのが遅かったんだと思う。


最近、またスタバに行くようになった。スタバはすぐ近くにあるけれど、近くにないものもある。


すべては一杯のフラペチーノから。
一杯のフラペチーノからいっぱいの想い出をもらった。

遺伝、そう遺伝なのです

私の父もコーヒーは飲めなかったのです。そして母と出会い、カフェオレを飲むようになったのです。今では父はブラックしか飲みません。
そして、今では父はコーヒーが無くては生きていけません。


私は、、スタバが無くて・・・