フィギュアスケートの美しさは全てをチャラにする
渡部 絵美 / デジほん(2006/02)
確かにおかしいんだよ。
チョコレートのシンボルアスリートに選ばれてた3人がそのまま代表になるなんて。昨年からのポイント持ち越しという裏技があったにせよ、調子をずっと落としていたミキティが選ばれたことも。浅田真央が年齢制限で出場できなかったことも。
こういうことがずっと行われてきたのがスケート界なんだって言う主張もわかる。
でもさ、それってどのスポーツでも大小あれど起こってることなんだよ。マネーが絡んでるんだよ。興行的に成功しなきゃいけないからメディアもあおるよ。だって興行成功しないと、選手たちにもお金回らないじゃん。さらにはスケート業界にお金が回って後世のためによい使い方をする。
だから選手はそのプレッシャーを跳ねのけてこそ。フィギュアのケースは若いときにピークがくるからまだ精神的に耐えられない人が多いのかもしれないけれど。
そんなことを全て忘れさせてしまう魅力がフィギュアにはある。
荒川静香も村主章枝も安藤美姫(ミキティ)も恩田も中野も人に感動を与えた。荒川は特に結果も残した。
みんな最善の努力をした。それだけで充分だよ。
スケート界はまた4年後もいざこざはあるんでしょ?
でも選手は4年後も感動与えてくれるんでしょ?