やっぱり母はすごい

先週の木曜日に半年ぐらいぶりに母からメールがきた。
「荷物を送ったから受け取ってね。金曜の夜着にしておいたから」

うちの母はたまにこうして食べ物や新聞配達員にもらった洗剤等を送ってくれる。一人暮らしをしている身にとって大変ありがたく、いつも愛情を感じている。
「平日は帰るの遅いから、荷物は土曜か日曜の夜にしてくれよ」と一瞬思ったのだが「金曜に不在連絡票が入っていれば、休日の自分の好きな時間に届けてもらえるか」と思い直し、母の機転の良さに感心する。


そして、金曜。
案の定、配達制限時間の21時を回って家に帰宅すると、いつもと少し雰囲気の違うマンションの入口。この冬なのにマンションのエントランスが開きっぱなしだ。

誰かが開けっ放しで帰ったのかなと思い、エントランス内部に入ると、いつもと違う臭いがする。「あぁ、これはエントランスが臭っているから、管理人さんが開けているなんだな。」そう思って、いつもどおり、自分の部屋番号のポストを見る。ポストの口が少し開いている。


「今日は何か封筒が届いているかな」そう思い、ポストのダイアルを回すと、「あ!!!!」思わず声を出してしまった。





茶色の封筒に母の手書きの文字。

「キムチ」


お母さん、ありがとう。宅配便では受け取れないと思って、郵便で送ってくれたんだね。冬になったしね、キムチ腐らないよ。
でもね、お母さん、エントランスがキムチ臭くなってるよ。次はいいからね。