ラーメンに生き、ラーメンに死ぬ

竹内さん、逝く。謹んでご冥福をお祈りいたします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080715-00000005-ykf-ent

肝臓の病は持病だった。約10年前、肝臓を患った際、医者から「どんな食生活をしているのか」と聞かれ、武内さんは「3食ラーメンです」と答えた。医者が「それじゃ、ダメだ」と諭すと、武内さんが「実は、私はラーメン評論家でして…」と打ち明け、医者を呆れさせたという。それでも、武内さんはラーメンを食べ続け、当時4000食をクリアしていた。

うーーーん、考え深い。知っている人は多いかもしれないが、わたしもラーメンが大好きであり、これは他人事のようには思えない。最盛期は年間100杯を越えて食べていた、さすがに3食ラーメンは食べたことはないが、2連食なんかは今でも当たり前のようにする。1杯じゃ足りないしね。。。

竹内さんは石神さん、大崎さん、青木さん等と並んで今日のラーメンブームを盛り上げた立役者であり、功労者。記憶が確かではないのだが、何かのラーメン飲み会で話したことがあるかもしれない。飲み会では当然ながらラーメンの話が90%を締めるので、ラーメンの中毒性はもはや麻薬的なもののように感じたこともある。
ラーメンの塩分を考えると、彼らの身体が病理にむしばまれていることは容易に想像できそうだ。石神さんも5年前と今では全く顔が違うし。。。ただそれでもやめられないところに麻薬的な中毒性があるのだが・・・。(わたしもその一人ですし。)

ラーメンに生きた

「○○に生きた」と言えば格好は良いが、ラーメンが○○に入るのもいかがなものかとも思う。(まぁ、○○がない人よりはマシなのかもしれないが。)よく、死ぬ間際に食べたいものだとか、最後の晩餐だとか、想像したりする人がいるけれど全くもってナンセンス。
別に、「どこどこのラーメン」でも「どこどこのとんかつ」でも「どこどこの定食」でも何でも勝手にいえば良い。どう考えたって母親の料理か、奥さんの料理に決まっている。まぁ、母親より先に死ぬのは最高の親不孝だから、奥さんの料理ってことになるんだろうけど。○○には入れて良いものと悪いものがあるに違いない。代償にするものが命であって良いわけがないのだ。
このことはこれを機に自分に言い聞かせたいと思う。

マイ10食

ということで、最後にラーメンに敬意を表して私が今までに食べたラーメンの中で印象に残っているもの10食をチョイス。ランキングではないので順不同。うち2店は既に閉店。

  1. フジマル@王子神谷
  2. 本丸亭@本厚木
  3. 勇@新橋
  4. すっごいよ@白楽
  5. 大喜@湯島
  6. 中島家@平沼橋
  7. 龍神@大山
  8. 永楽@大井町
  9. 麺屋武蔵武骨@御徒町
  10. 大文字@藤が丘

ラーメンブームを作ってくれた竹内氏に感謝。この10食に出会えていなかった、今の私はなかった。