送別会

昨日今日と送別会に行ってきました。
一つはかわいい後輩、もう一つは尊敬する先輩でした。


後輩は泣きながら言葉にもならない声で「辞めちゃってごめんなさい」と言いました。
それを聞いたときに後輩が心配になりました。
後輩は周りのフォローがもっとあったら続けていたかもしれないな、とも思いました。

わたしはやっぱり体育会ってこともあってか、みんなで一つの目標に向かって助け合って…と言うのが好きです。
仲間という言葉が好きです。
送別会で泣かすよりも、ある人が悩んでいる時に全員で引き止めに行って泣かす…というのが好きです。
ひょっとしたらそういうことができたんじゃないかと思うのです。その上で結論を出して欲しかった。
気づかなかった自分、気づけなかった自分がいます。そこまで深く考えているとは知りませんでした。


先輩に関してはむしろ転職を応援していました。
先輩の退職が会社のためにはならないことはわかっていました。でもわたしは応援したかった。
それは自分が親の単身赴任を経験していた立場であったから。

もちろん、先輩の退職は一緒に働いていた身としてさびしいです。
わたしが会社に入ってまぎれもなく一番多くの時間をすごした先輩です。
仕事観のみならず、人生観、恋愛観、結婚観など仕事以外の話しもたくさんしました。
その全てがわたしの糧となっていくんだと思います。


人が辞めることは会社の責任でもあるし、短期的に見ると会社の損失になるような気がします。
でもそれより、そこからなにを学ぶかってことが大事なんだと思います。
↓を読んで思ったのですが
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20061120/114079/
辞めた社員に会ってお互いに良かったと言えるのって素晴らしいと思いました。
10年後、後輩は「送別会があってよかった。みんなが頑張ってると思うとわたしも頑張らなきゃって思ってやってきました。ありがとうございます。」と
先輩は「この会社に勤めて家族の絆の大きさにあらためて気づかせてもらったので本当に良かったです。」と
会社は「辞めてしまった時は大変だったけど、いっぱい見直せることもあって会社が成長できたんだよ」と言えるんでしょうか。

人間は、行動した後悔より行動しなかった後悔の方が深く残る。

とも言います。

お二人ともまたお会いしましょう。離れてはしまいますが、遠くから活躍を祈っています。わたしも二人から学んだことを生かして頑張ります!