全てはゼロから・・・いやイチから始まる
『幻夜』読了
震災のショックから立ち上がり、生き抜いていく男女のお話。
結末が・・・・ブックマーカーとしてはこれはひどいタグをつけたくなる感じです。
白夜行を読んだ人は読みなさい。白夜行と幻夜はつながっているのです。
以下、ネタバレ含む。
雪穂=美冬で間違いはないと思います。あくまで仮定の話ではありますが。
結局、彼女を愛した二人の男は幸せだったのでしょうか?
女のために生きるなんて止めた方がいい。やめなさい。
いや、いや・・・
それでもいいのか。
愛した女が力を与えてくれる。
お互いがお互いのために生きているのであれば良いとしよう。
いつしか一方通行になった時に、それを利用しようとしてしまった時に。
悲劇は生まれるのだ。
犯罪に関しては、「彼女のためには仕方がなかった。」
そんなことはいいわけですよ。
しかしまた、この二人の男のかっこよさが白夜行と幻夜の決め手になっているような気がする。
(あぁ、おれも雪穂と美冬に惚れたんだな・・・同じ運命か)
東野圭吾おそるべし。
私の心の叫び
「あんた馬鹿だね?」
「だって、最後の暴発は本望でしょう?」「ふふふ。」