日南@五反田

グリルエフの目の前にある店。あそこの周辺はこじんまりとしているが、本当に美味しいお店が多い。通りの裏というシチュエーションも非常に趣がある。
日南は、その名の通り、日南地方の名物、名産を主に扱う南九州地方料理のお店。特に、ホルモン系や日南地鶏を使った料理は非常に美味しい。芸能人が多数利用する、というのもよくわかる。
カウンターと複数人用の丸テーブルが数台、あとは2階にも席がある(らしい)。お店の雰囲気は、少し暗めで、電灯色でちょっと黄色がかった、ムーディーな感じ。BGMは付いていなかったような気がする。
まず、お酒から述べると、ここのお酒は非常に種類が豊富。もちろん、九州なので、焼酎がメインなのだが、カウンターの店長が気さくで話しかけてくれ、お客さんの好みを聞いてお勧めを出してくれる、提案型のスタイル。ちなみに店長は、話のネタが途切れたタイミングにお酒の好みを聞いてくるなど、コミュニケーション能力に優れた人である。使ったことはないが、デートにもお勧めなのだと思う。ここのお酒にめっちゃハマリそうである。
そして、料理。まず、最初に結論を言うと、全てのメニューがお勧めである。特にサシ類や串類はすごい。値段ももちろんそれなり・・・にするのだが、ここでしか食べられない限定品や逸品ばかり。ハラミとかタン刺しとかは最高の極みである。(当然、限定串)。
梅宮アンナがテレビで紹介した軟骨ハンバーグもうまい。私が訪問した時は2名で行ったのだが、ハンバーグがラスト一個しかなく、2人で一つを切り分けて食べようと言う話になったのだが、なんと、焼く前に2つにわけて一人一つの小さなハンバーグ、という形にして提供してくれた。このサービスもまた素晴らしい。

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評価(★4つ)

★5つに限りなく近いお店。パフォーマンスは素晴らしいものがあるのだが、何と言ってもコスト面が厳しい。
調理技術が売りではなく、ネタの新鮮さや高級さが売りなのだからこのコストは仕方がない。この店に来て思うのは、調理技術は平均点でも、食材で大人気店になれるということ。全ての面で100点を目指すというのが一番有りたい姿なのだが、まず、ある一つの点で100点を取ることの大切さを知れる。これは、人間でも同じでしょう。
日南は、食材という部分で100点を取って「欠かすことのできない人」「チームに必要な人物」になったと言えるでしょう。さて、あなたは何で100点を目指す?